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日本ハムやWBC日本代表の監督時代について著した「監督の財産」を前に話をする栗山英樹さん
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 プロ野球・日本ハムの前監督で、世界一に輝いた2023年ワールド・ベースボールクラシック(WBC)の日本代表監督を務めた栗山英樹さん(63)が、12年間の監督時代の出来事などをまとめた「監督の財産」を出版した。「監督時代に困ったことなどを正直に書いた。指導者をめざす人たちの参考になれば」と話している。

 11年秋に日本ハム監督に就任した栗山さんは、就任1年目にリーグ優勝を果たすなど、2回のリーグ制覇に、16年には日本一に導いた。

 日本ハムから大リーグ入りし、ドジャースで活躍する投打の「二刀流」の大谷翔平選手や、中田翔選手、清宮幸太郎選手ら多くの選手を育てた。現在はチーム編成などに携わるチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)を務める。

 今回は、監督時代に出版した著書に新たに執筆した原稿を加えた。「監督の役割」「監督の仕事」のほか、選手との接し方についての思いをつづった「監督と選手」、勝つためにどんな組織づくりをしたのかを描いた「監督と人事」、監督としての悩みを明かした「監督の資質」など、848ページの大作となっている。

 21日に札幌市内で著書にま…

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